年々人気が増しているキャンピングカー。
軽自動車をベースにしたものから、大型バスをベースにしたものまで様々なタイプがあり、車内の容量や使い勝手が異なります。
そんなキャンピングカーの6つのタイプを紹介します。
目次
・キャンピングカーのタイプは大きく6つ
・1.軽キャンパー(軽自動車)
・2.キャブコン(トラック)
・3.バンコン(バン)
・4.キャンピングトレーラー(牽引)
・5.フルコン・セミフルコン
・6.バスコン
・まとめ
キャンピングカーのタイプは大きく6つ
キャンピングカーはベースとなる車両や居住部分の構造によって6つのタイプに分かれています。
1.「軽キャンパー」、2.「キャブコン」、3.「バンコン」、4.「キャンピングトレーラー」、5.「フルコン・セミフルコン」、6.「バスコン」。
タイプによって居住空間の大きさや、人数・用途、価格帯などが異なります。
「〇〇コン」というタイプ名は「〇〇タイプの車をコンバージョン(改装)したキャンピングカー」の意味です。
1.軽キャンパー(軽自動車)
「軽キャンパー」は軽自動車をベースにしたキャンピングカーで、1人〜2人の旅や趣味・レジャーの車中泊に活躍します。
車体費用も維持費も安く注目されているタイプです。
このタイプの価格帯は150万〜300万円です。
ホワイトハウス「N BOX NEO」
ホンダNBOXがベースのポップアップルーフ装備で4人まで寝られる軽キャンパー。
乗員定員4、就寝定員4人。
価格は約180万円〜装備によって変わります。
ホワイトハウスのWEBサイト

ホワイトハウス「N BOX NEO」外観

ホワイトハウス「N BOX NEO」車中泊
2.キャブコン(トラックなど)
「キャブコン」はトヨタ カムロード、マツダ ボンゴトラックを代表としたトラックなどをベースにしたキャンピングカーです。 キャンピングカーらしいキャンピングカー。
居住区空間は広く高さがあり快適でファミリーユースとして旅行やキャンプに使うのに適しています。
暖房設備などを整えることでスキーなどウィンタースポーツでも大活躍します。
このタイプの価格帯は450万〜1000万円くらいです。
バンテック「Zil Nobel」
トヨタカムロードがベースのキャンピングカー。
乗員定員6人、就寝定員4人とファミリーユースに適しています。
空調、電動トイレ、シャワーまで付いている豪華な設備。
価格は約700万円〜。
バンテックのWEBサイト

バンテック「Zil Nobel」外観
ハイマー「ML-T580」
メルセデスベンツスプリンターをベースにしたキャンピングカー。バンタイプの車両に居住部分を架装しているキャブコンバージョンタイプです。
大きな車内にはシャワー、キッチン、ダブルベッドなど豪華な装備が揃っています。
ハイマーのWEBサイト
価格は1,200万円〜です。

ハイマー「ML-T580」の外観
3.バンコン(ハイエースなど)
「バンコン」(バンコンバージョン)はトヨタハイエースや日産キャラバンなどバンタイプの車をベースにしたキャンピングカーです。
シートがベッドになる就寝だけに特化した車中泊仕様から、キッチン・テーブル・シャワー、トイレが備えられた本格キャンピングカー仕様まで多くの種類があります。
日本の交通事情や駐車スペースにあった大きさ、手頃な車両価格、メンテナンスのしやすさや維持費など多くの理由で最も人気の高いタイプです。
このタイプの価格帯は350万〜900万円くらいです。
K WORKS 「classic van オーロラ・スタークルーズ」
ハイエースがベースの自転車なども積載できるキャンピングカー。旅先についてすぐに趣味に没頭することができます。
水回りや電源も充実。大人な印象のインテリアです。
K WORKSのWEBサイト
価格は約400万円〜です。

K WORKS 「classic van オーロラ・スタークルーズ」外観

K WORKS 「classic van オーロラ・スタークルーズ」車内
ハイエースがベースでカジュアルな雰囲気のオシャレなキャンピングカー。
写真の向かい合わせのシートは走行時はシート、停車時は向かい合わせのソファ、就寝時はフラットなベッドになります。
価格は約600万円〜です。
キャンパー鹿児島のWEBサイト

キャンパー鹿児島「rem Forest by East Cloud」外観

キャンパー鹿児島「rem Forest by East Cloud」シート

キャンパー鹿児島「rem Forest by East Cloud」後部
日産「NV350キャラバン・グランピングカー」
日産NV350キャラバンがベースでリチウムイオンバッテリー搭載のキャンピングカー。
サブバッテリーに電気自動車に使うリチウムイオンバッテリーを搭載しており、冷蔵庫やエアコン、電気調理器具を贅沢に使えます。
これはコンセプトカーの段階で市販はしていません。(キャンピングカーショー2017展示)

日産「NV350キャラバン・グランピングカー」外観

日産「NV350キャラバン・グランピングカー」車内
4.キャンピングトレーラー(牽引車)
「キャンピングトレーラー」は自動車部分のない住居部分のものです。独立しているので、居住性は高く利用するときだけ乗用車につなげて牽引すればよく、使わないときは乗用車だけで 使えます。
牽引のためコンビニなどに駐車しにくい、法律上、居住部分に乗って移動できないなどの制限もあります。
750kg以下のモデルは牽引免許が不要です。
このタイプの価格帯は150万〜です。
アドリア「AVIVA」
普通免許で使用可能な750kg以下のモデル。トレーラーの中は家のような快適な空間です。
価格は200万〜です。
アドリアWEBサイト

バンテック「Zil Nobel」外観
5.フルコン・セミフルコン
「フルコン・セミフルコン」は運転席より後部にオリジナルのボディを架装した最上級のキャンピングカーです。
広く快適な居住空間を持ち、豪華な装備を備えられているものが多いです。
このタイプの価格帯は1,000万以上です。
バーストナー 「グランドパノラマ」
FIAT デュカトをベースとした巨大なキャンピングカー。
バーストナーのWEBサイト
価格は約2,000万円。

バーストナー 「グランドパノラマ」外観
6.バスコン
「バスコン」はマイクロバスなどをベースにしたキャンピングカーです。
窓の部分を断熱加工するなど居住性を高めた架装がされていることが多いです。
乗員人数10人以上の車両は中型免許が必要です。
このタイプの価格帯は1,000万円以上です。
トイファクトリー「BIG VAN 690」
バスのトヨタ コースター新型をベースとしたコンセプトモデル。高級感あふれるキャンピングカーです。
トイファクトリーのWEBサイト

トイファクトリー「BIG VAN 690」外観
まとめ
以上、キャンピングカーの6つのタイプを紹介しました。
日本で売れているのはキャブコンタイプとバンコンタイプのキャンピングカーです。
車内でゆったりと快適に過ごしたい人は、人が立てる高さの居住空間があるキャンピングカーをオススメします。
利用する人数や用途、保管場所に合わせて最適なタイプを検討してみて下さい。