6歳未満の子供を車に乗せるときは安全のためにチャイルドシートが義務付けられています。今回は現行のハイエースへチャイルドシートつけるための情報を紹介します。
チャイルドシートを適切に使用することで万が一の事故の際に怪我を防ぐことができます。
チャイルドシート未使用者の死亡重傷率は使用者の約2.1倍です。子供を載せるときは必ず付けましょう。
国土交通省 チャイルド・シート
目次
・ハイエースのチャイルドシートの取り付け箇所
・ハイエースバン・ワゴン、キャンパーの古い車種は注意
・シートの真ん中にチャイルドシートを付けたい
・チャイルドシートの選び方
・チャイルドシートの費用
・安全基準マーク
・ハイエースにオススメのチャイルドシート4選
・2点式シートベルト対応チャイルドシートevenflo(イーブンフロー)
・まとめ
ハイエースのチャイルドシートの取り付け箇所
(チャイルドシートの製品によって適合するかどうかは違います。)
現行のハイエースバンへの取り付け箇所
3点式シートベルトが設置してある下記のシートをオススメします。
「2列目シートの右側」、「2列目シートの左側」
後ろ向き取付のベビーシートはハイエースバンスーパーGLは乗用車と同じく2列目シートへ3点式シートベルトで取付可能なものが多いですが、 ハイエースバンDX(貨物タイプのグレード)の簡易な折りたたみシートでは使用を想定していないチャイルドシートメーカーが多いです。
使用可能かはメーカーに問合せをしてみてください。
なおハイエースバン(スーパーGLも含む)には全シートがISOFIX(アイソフィックス)が非対応です。
現行のハイエースワゴンへの取り付け箇所
ISOFIX(アイソフィックス)※がついている下記のシートをオススメします。
・グランドキャビン: 3、4列目の左側
・GL: 2、3列目の右側
・DX: 3、4列目の左側
※ハイエースワゴンには「汎用ISOFIXチャイルドシート固定専用バー+トップテザーアンカー」が上記のシートに標準装備されています。3点式シートベルトは全席に標準装備されています。
助手席をオススメしない理由は、エアバッグが開いたときに怪我をするためと、事故のときの2列目、3列目シートの方が被害が少なく安全なためです。
ハイエースバン・ワゴン、キャンパーの古い車種は注意
年式が古いハイエースバンの折りたたみ式の後部座席はシートベルトが付いていないものもあります。(かつてはオプション装備でした)
シートベルト設置はディーラーや専門ショップにて施工してもらえます。
年式が古いハイエースワゴンも2点式シートベルトだったり、ISOFIX非対応です。
特にキャンピングカーは2点式シートベルトが多いです。
2点式シートベルト用のチャイルドシートにするか3点式シートベルトなどを設置する必要があります。
シートの真ん中にチャイルドシートを付けたい
ほとんどのチャイルドシートは2点式シートベルトへの取り付けが出来ませんが、evenflo(イーブンフロー)は安全基準適合している2点式シートベルトに取付可能な製品をラインナップしています。
チャイルドシートの選び方
子供の大きさによる選択
チャイルドシートは、子どもの年齢や身長などによって3種類に分けられます。ベビーシート兼チャイルドシートなど子供の大きさに対応できるものもあります。
・乳児用:ベビーシート (新生児~1歳くらい)
・幼児用:チャイルドシート(1歳~4歳くらい)
・学童用:ジュニアシート(4歳~10歳くらい)
乳児期でまだ首が据わっていない赤ちゃんの場合は、首や頭を保護するためにベビーシートを後ろ向きに取り付けるのが一般的です。 首が据わり着座姿勢がとれるようになったら前向きに取り付けます。
4才を過ぎた頃の子どもの場合は学童用ジュニアシートを使い、シートベルトは大人用のものが使えるように調整します。
取付方式による選択
取付方式によってさらに3種類に分けられます。
・3点シートベルト式
・ISOFIX(アイソフィックス)
・2点シートベルト式
ISOFIXは慣れてしまえば一番簡単にうまく設置ができます。
3点シートベルト式は多くのシートに対応できます。締め付け具合に気を使います。
2点シートベルト式は中央席に設置できるのが魅力ですが、製品が少ないです。
体に合ったチャイルドシートを適切に設置して使わないと性能を活かせません。お子様の成長に合わせてシートを選びましょう。
チャイルドシートの費用
チャイルドシートの費用 有名メーカーのチャイルドシートは下記の価格帯です。
・ベビーシート 2万円〜5万円くらい
・チャイルドシート 1万円〜5万円くらい
・ジュニアシート 3千円〜3万円くらい
持ち運びがしやすい、大きくなっても対応できる、洗濯が簡単などシートの機能や特徴によって値段は様々です。
安全基準マーク
チャイルドシートはいろんなメーカーから販売されていますが、安全基準マークが付いていないものは危険です。安くていいなと思っても安全基準に適合した製品かを購入前に確認しましょう。
ハイエースにオススメのチャイルドシート4選
1. RECARO START 07
名称 | レカロ START 07 |
メーカー | RECARO(レカロ) |
取付方法 | 3点式シートベルト |
対象年齢 | 新生児〜7才 |
適合 ハイエースバン | △(スーパーGLは可) |
適合 ハイエースワゴン | ◯ |
価格 | 38,000円(税抜き) |
公式サイト | RECARO公式サイト |
カラー | アルトオレンジ・ノイブラック |
新生児から7才ぐらいまでのロングユースなチャイルドシートです。レカロ独自設計の頭部大型サイドプロテクションで、衝突時の側面からの衝撃から頭部を徹底的にガードしてくれます。ヘッドレストは13段階に可動でき、さらには肩ベルトも連動するので、成長に合わせた調整がラクにおこなえます。レカロならではのスポーティなデザインがカスタムカーには最適です。回転はできません。
2. トヨタ NEO G-Child baby
名称 | NEO G-Child baby |
メーカー | トヨタ純正 |
取付方法 | 3点式シートベルト |
対象年齢 | 新生児~4歳まで |
適合 ハイエースバン | ◯(ベビーシート使用はスーパーGLのみ) |
適合 ハイエースワゴン | ◯ |
価格 | ¥41,040(税込) |
公式サイト | トヨタ公式サイト |
カラー | カジュアル・ナチュラル・モダン |
新生児~4歳までの長期間使用が可能。取り付けはシートベルトに固定するタイプです。欧州安全基準が定める厳しい基準をクリアしていることに加え、トヨタ独自の側面衝突試験を実施して、より安全性を高めているため安心できます。
3年間6万km保証が付いているので、保証期間は無償で修理を受けることができます。
ハイエースバンの場合、ベビーシート使用(後ろ向き取り付け)はスーパーGLのみ可ですが、チャイルドシート使用はその他のグレードでも可です。
3. Combi ウィゴー サイドプロテクション エッグショック LG
Combi ウィゴー サイドプロテクション エッグショック LG
新生児の頭を守る衝撃吸収素材「エッグショック」と、側面衝突時の衝撃やガラスの破片から守ってくれる「サイドプロテクションα」のダブルプロテクト機能を搭載したコンビのチャイルドシート。
名称 | ウィゴー サイドプロテクション エッグショック LG |
メーカー | Combi(コンビ) |
取付方法 | 3点式シートベルト |
対象年齢 | 新生児〜4才 |
適合 ハイエースバン | △(スーパーGLは可) |
適合 ハイエースワゴン | ◯ |
価格 | 30,000円(税抜き) |
公式サイト | Combi公式サイト |
カラー | ブラウン・レッド |
生まれたての新生児の頭を守る、衝撃吸収素材「エッグショック」と、側面衝突に効力を発揮する「サイドプロテクションα」によるダブルプロテクト機能を搭載した日本製チャイルドシートです。シート部分にはインナークッションと、通気性抜群の3Dメッシュシートを採用し、長時間のドライブでも快適に乗せることができる。カラーは落ち着いた色合いのブラウンと、カスタムカーにも合うレッドの2色があるので、用途に合わせて選びましょう。
※後向きは新生児(2.5kg以上・在胎37週以上)から体重10kg未満、前向きは、体重9kg以上18kg以下でお使いください。
4. タカタ 312アイフィックスジュニアS
タカタ 312アイフィックスジュニアS
3才から12才用のISOFIX対応ジュニアシート。ISOバーが付いていないシートにも取り付け可能です。
名称 | タカタ 312アイフィックスジュニアS |
メーカー | ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン |
取付方法 |
ISOFIX・3点式シートベルト |
対象年齢 | 3〜12才 |
適合 ハイエースバン | 不可 |
適合 ハイエースワゴン | ◯ |
価格 | 約23,000円 |
公式サイト | JOYSON公式サイト |
カラー | ブラック・グレー・ネイビー |
3才から12才用のジュニアシートです。取り付けはISOFIX対応ですが、ISOバーが付いていないシートにも取り付け可能です。クルマのISOバーに、しっかり固定できるので、子どもを乗せていないときや、急カーブでもシートが動かない安心設定です。 さらに、コネクターをISOバーに差し込むと、ロック完了の合図を色で教えてくれる「コネクターロック」機能も搭載しています。 他にも子どもの身長に合わせて背もたれの高さや幅が調整できる「フレキシブルサイズ調整機能」が付いているので、成長の早い子どもにも常に最適な座り心地と安全性が確保できます。 また、チャイルドシートを使用しないときは、背もたれを倒してワンタッチで畳めるため、ハイエースの車内や家の中でもコンパクトに収納することができます。
2点式シートベルト対応チャイルドシートevenflo(イーブンフロー)
2点式シートベルトに設置可能なevenflo(イーブンフロー)製品
安全基準に適合した2点式シートベルトに設置可能なチャイルドシートは少ないです。
evenflo(イーブンフロー)だったら安全基準(FMVSS 米国自動車安全基準合格品)に適合していてオススメ出来ます。
ハイエースのアルミホイールも販売しているトライスターインターナショナル株式会社がevenfloを日本で販売しています。
まとめ
子どもの命を守るチャイルドシートは適切なものを選びましょう!
もしカスタムシートを取り付けている場合は専門ショップやディーラーに相談してください、良いアドバイスがもらえます。