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更新日:2018年 05月 24日 | 掲載日:2018年 05月 24日

新エンジンになった4型後期ハイエースのディーゼルエンジンモデルを解説!

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2017年11月に一部改良されマイナーチェンジされたハイエース200系の4型後期モデル。ディーゼルエンジンモデルでは新しい2.8Lクリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」が搭載されました。
発進や坂道での力強さ(トルクの強さ)を求めてディーゼルエンジンを選択するユーザーも多いはず。
新しいディーゼルエンジンモデルはどのように進化したのでしょうか。
関連記事:ハイエースのディーゼルエンジンを選ぶメリットとデメリット|FunCars

4型後期ハイエースのディーゼルモデル

新ディーゼルエンジン「1GD-FTV」について
新ディーゼルエンジンモデルのメリット
新ディーゼルエンジンモデルのマイナス点
新ディーゼルエンジンモデルと旧モデルを比較
更に詳しく 1GD-FTVエンジンの4つの主な特徴
まとめ

新ディーゼルエンジン「1GD-FTV」について

ハイエース4型後期の新ディーゼルエンジン「1GD-FTV」

ハイエース4型後期の新ディーゼルエンジン「1GD-FTV

新ディーゼルエンジン「1GD-FTV」について パワー・トルクを犠牲にすることなく排気量を抑え、DPR(排出ガス浄化装置)と尿素SCRシステムの組み合わせで排出ガスのクリーン化、燃費も向上しました。 ランドクルーザープラド150系に搭載されているエンジンと同じですが、ハイエース向けに出力・トルクなどが調整されているためスペックは異なります。

エンジン型式 1GD-FTV
燃費 12.4km/L
総排気量 2.754L
最高出力〈ネット〉 111kW(151PS)/3.600r.p.m.
最大トルク〈ネット〉 300N・m(30.6kgf・m)/1.000~3.400r.p.m.

※2WD・スーパーGL・標準ルーフ・標準フロア JC08モード

新ディーゼルエンジンモデルのメリット

ハイエース4型後期 新ディーゼルエンジンモデルのメリット

ハイエース4型後期 新ディーゼルエンジンモデルのメリット

クリーンディーゼルによるエコカー減税

エコカー減税によって自動車取得税と自動車重量税が免税(100%減税)となり、前のディーゼルモデルに比べて約7万円の減税対象になりました。

燃費が向上

4型ディーゼルエンジン(3.0L)では 11.2km/Lでしたが、4型後期の新ディーゼルエンジン(2.8L)では12.4km/L※と1.2km/L(約10%)の燃費向上
※2WD・スーパーGL・標準ルーフ・標準フロア JC08モード

エンジン音が静かに

もちろんガソリンエンジンに比べるとうるさいですが、前ディーゼルエンジンモデルに比べて低騒音、低振動となりました。

6速ATになり走行性が向上

6速AT となりスムーズな変速フィーリングとエンジン性能を最大限引き出すことができるようになり、走行性と燃費が向上しました。
(ガソリンモデルも同様に6速ATになりました)

新ディーゼルエンジンモデルのマイナス点

車体の価格のアップ

新ディーゼルエンジンモデルは価格が約18万円アップしています。
トヨタセーフティーセンスPなどの安全機能が標準装備されたことが理由です。

(旧)ハイエースバン スーパーGL 2WD 3000ccディーゼル
車両本体価格 3,380,914円(税込)

(新)ハイエースバン スーパーGL 2WD 2800ccディーゼル
車両本体価格 3,562,920円(税込)
 

定期的なAd Blue(アドブルー 尿素水)の補充が必要

少しだけ消耗品の交換の手間が増えました。

一定走行距離 約7,000km(7.4Lのタンク おおよそ1Lで1,000kmを消費)で空になります。Ad Blueの残量が減り走行可能距離が 2,000kmになると警告灯で補充のお知らせが表示され、タンクが空になるとエンジンを始動できなくなります。
市販されているAd Blueは5L 2,000円くらいで購入できます。

トラックやBMWなど欧州メーカーのクリーンディーゼルエンジン車も同様にAd Blueの補充が必要ですので、ハイエースのディーゼルだけ特別というわけではないのですが、ちょっとだけ面倒だと感じる作業です。
でも安心してください、ディーラーや整備工場はもちろん、ガソリンスタンドでも販売しているので交換に困ることはほとんど無いでしょう。
補充作業は簡単ですが、こぼして周囲の部品にかからないようにすること、ゴム手袋で皮膚に付着しないように十分に注意する必要があります。

新ディーゼルエンジンモデルと旧モデルを比較

比較車両 ハイエースバン スーパーGL 2WD・標準ルーフ・標準フロア
200系4型後期(新) 200系4型(旧)
発売年月 2017年11月〜 2013年11月〜2017年11月
エンジン型式 1GD-FTV 1KD-FTV
燃費(JC08モード) 12.4km/L 11.2km/L
排気量 2.8L 3.0L
最大トルク N・m(kgf・m)/r.p.m 300(30.6)/1000~3,400 300(30.6)/1200~3,200
最高出力 kW(PS)/r.p.m 111(151)/3,600 106(144P)/3,400
トランスミッション 6速AT 4速AT
車両本体価格 3,562,920円 3,380,914円

更に詳しく 1GD-FTVエンジンの4つの主な特徴

次世代高断熱ディーゼル燃焼

従来の1KD-FTVより空気の入りやすいポート形状を採用し、シリンダー内へ流入する空気量を大幅に増大。さらに「コモンレール式燃料噴射システム」という、超高圧で燃料を燃焼室に直接噴射する電子制御式コモンレールシステムによって高精度な燃料噴射とエンジン制御を可能とし、クリーン性・低騒音・低振動を実現させています。

空冷式インタークーラー付ターボチャージャー

「1GD-FTV」のために専用開発されたターボチャージャーは、タービンの形状を最適化することでで従来型より約30%のダウンサイズと、アクセル操作に対するレスポンスと、幅広い回転域での最大トルクの発生を実現させました。

DPR(排出ガス浄化装置)

排気ガス中のPM(粒子状物質)を吸着するDPR触媒を排気管の中に設け、一定量になった時点でフィルターの温度を上昇させ、溜まったPMを燃焼・除去してくる。

尿素SCRシステム※①

尿素水溶液を尿素SCR触媒内に噴射することで窒素酸化物を窒素と水に還元する、トヨタ独自開発のコンパクト高分散尿素システムによって、大気汚染の原因の一つと言われているNOx(窒素酸化物)を最大99%浄化できる。
※①…1GD-FTVエンジン搭載車両は、一定の走行距離を目安に高品位尿素水「Ad Blue」の補充が必要となります。

燃費も向上

カタログスペックで2WD・ロングバン・標準ルーフ・標準フロアの場合、JC08モードで13.0km/Lを実現。※②
※②…オプション等の装着によって車両重量が1.880kg以上の場合は12.4km/L

まとめ

今回の新型ディーゼルエンジンモデルは車両本体の価格アップ以外はほぼ良くなったのではないでしょうか。

エンジン以外の4型後期の新機能としては、安全機能が強化されたことです。 ちょっと壁にぶつける、事故を起こすということを1回防げるだけでも安全にも経済的にもメリットが大きいです。

今後ディーゼルエンジンモデルの気になる点としては、 ランクルプラド150系にも搭載されているとはいえ、新しいエンジンですので多少の不具合が出てくるかもしれないこと。売却する際の価格相場は旧型と比べてどうなるかということなどです。これらは今後にわかってくるでしょう。

以上、新型になった4型後期ハイエースのディーゼルエンジンモデルを解説しました。
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アドブルー(Ad Blue) 高品位尿素水 尿素SCRシステム専用 B.I.B 20L

ビジネス用などたくさんの距離を走る新型ハイエースディーゼルモデルには「Ad Blue」をまとめて購入するとお安く済みます。自分で補充するときは保護手袋をつけて、パーツにこぼさないように注意してください。保存に気を使う必要があり、開封後の長期保存はできないので、年に1,2回の交換ペースなら20Lも必要ありません。

 

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